3月25日–色塗りの話
こんばんは。今日も見にきてくださりありがとうございます。
今日も佐久間さんのイラストを進めていました。昨日でお顔と髪は八割方描きこめたので、今日はお洋服のほうを中心に仕上げています。
影もふくめて形はだいたい決まってきたので、あとはひたすら綺麗に塗りこんでいく作業です。ストラップもなかば放棄してしまっているのでちゃんと描かないといけません。
前述したとおり今日はお洋服を描いていたのですが、塗りがすごく難しかったです。
肌や髪に関してはなんとなく自分の中に手順があって、毎回基本的にそれをなぞっているのですが、服では確立できていなくて。
とにかく調べて見たまま塗る!って感じで、それって結構疲れるし上手く行かないので今日はちょっと練習して手順を考えてみました。
今は結構時間があるので、絵を描く中で生まれた課題や疑問をなるべくそのときに解決していくのがひとつの目標です。
この画像に描いてある絵はすべてフリー画像の模写です。
腕を中心に3つ違うタイプのお洋服を描いてみました。
一つ目は左上のスーツです。佐久間さんのイラストでなんとなく考えていた手順で描けるかな?というお試しです。
菱形が一番分かりやすいですね。お洋服のシワに関してはおおげさなくらいがわたしは好きです。
その手順は二段目の絵で描いてみました。おおまかに言うと、シルエット→影(色作り)→描きこみや質感の表現の3ステップです。
シルエットを描いて(線画などあるなら下塗りして)、「ここ暗くなるな」という場所に影を落として、あとはガッシュで形を整えたりなじませたりしていきます。
この手順はお洋服に限らず色々な場所で使っています。
わたしは厚塗りイラストを描くことが多く、割と最近までは使っている筆がガッシュ(ベタベタ塗れる平筆)一本だったのですが、今は色や形を作りたいときはカブラペンを使っています。
カブラペンはツルツルした滲まないマーカーみたいな感じで、これとガッシュの二本を使い分けるのがとても良く色塗りがすごく楽になりました!
カブラペンをはじめてしっかり使ったのは少し前の基山さんと緑川さんのイラストを描いたときです。正直骨格などおかしいので恥ずかしいですが……
塗り方練習供養〜 pic.twitter.com/z5merZfQUv
— わた (@Oox04) 2020年3月2日
このイラストはいつもと違うことをしてみようと思って、線を重ねて色を出す塗り方をしてみたのですが、これで自分が混ぜて色を出すより複数の色を重ねていく方が得意なのに気がつきました。
よく考えたら学校の授業でアクリル絵具を使う時も乾いた部分に水分多めの絵具をのせる塗り方を自然としていたので、自分に馴染むのはこれかなと思っています。
一発で色を作れないので……感覚でざっくり塗ってから赤みが欲しければ薄く赤を乗せる、みたいな塗り方です。
あとは滲まない、混ざらないので厚塗りで形とかなおしたいときに描きやすいです。(マーカーのススメ)
三段目はブラウス、色で遊ぶ実験です。意図的に三色使っています。
これも学校の授業で得た知識なんですけど、色塗りでは明度が合ってればだいたい成立するので、この絵は明度をしっかり見ながら(つもり)色数を増やしていい感じに見えるように描きました。
ちなみに明度は白黒にすると分かりやすいので、デジタルの時は彩度を0にして、アナログでは赤い下敷きを通して絵を見るようにしています。
3個描いて手順は固めることができたので、あとはひたすら練習してパターンを覚えれば完璧ですね!遠い……
いろいろ試すのも大切ですが、自分の中に基本を持っているとすごく楽なのが分かったので、今後もきちんと決めていきたいです。
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もう1枚のリクエストも描いてます!難しいポーズにしちゃったので若干後悔していますが、投げずに描くつもりなので明日あたり進捗をお見せできればと思います。
それでは今日もここまで読んでいただきありがとうございました。おやすみなさい。